桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策部スポーツテクノロジー学科とダートフィッシュがコラボし後期の講義「スポーツ映像分析論」を実施した。
講義が行われた「TOIN Sports Analytics Lab」は、スポーツアナリストなどを目指す技能習得環境としては、国際的にみても最大規模である。桐蔭横浜大学では、スポーツ情報分析系のカリキュラムを新たに構築し、スポーツ情報戦略論→スポーツ映像分析→スポーツ技術・戦術論→スポーツデータ解析と4つの科目を軸に展開されている2段階目がこのスポーツ映像分析論であった。ハード面・ソフト面でもまさに世界トップレベルの環境が整っている。
講義が行われた「TOIN Sports Analytics Lab」の様子。(2020年1月の様子)
国内初のダートフィッシュ・エデュケーションプログラムには50名以上の学生が受講し、実践的なソフトウェアの活用方法についてはダートフィッシュのスタッフがサポートした。初回の講義ではなぜパフォーマンスが必要なのか、映像の活用が有効なのか、パフォーマンス分析に求められるスキルとは一体なにか、動作分析とゲーム分析の違い等スポーツ映像分析の概要に触れた。
講義ではダートフィッシュのすべての機能を学び、動作分析・ゲーム分析どちらの分野も実際の現場でのリクエストを想定して課題に取り組んでいた。
動作分析のタームでは、なぜ選手によって結果に違いがでたのか、アナライザー機能でスピードや角度から考察する他、残像表示(ストロモーション)、合成表示(サイマルカム)も活用した。 ソフトウェアだけにとどまらず、ダートフィッシュExpressアプリを使った撮影や分析にも取り組んだ。
撮影と分析した内容をダートフィッシュTVにアップロード。学生の課題データは安全なプラットフォームで共有される。(2020年1月の様子)
ゲーム分析のタームでは、映像内の重要なシーン毎に情報をタグとして記録を残すタギング機能で、映像の統計表示授業内で選手のパフォーマンスデータを抽出した。
そして今回注目すべき内容は、ハイライトシーンに対し「3Dアナライザー」を用いて選手のトラッキングや、奥行や高さを含めた図形のグラフィックを表示させ、フィードバックを行った。1回の授業内で作成できるスピード感と精度の高さに学生たちは驚いている様子だった。
「3Dアナライザー」で分析した例。特殊な撮影環境は不要で、映像のみから移動スピード、距離間、移動距離等各種データを取得の他、フィードバックやミーティングで役に立つグラフィックを加えることも可能。
「3Dアナライザー」機能で分析する学生たち。(2020年1月の様子)
最終回の授業では、異なる選手の同一プレーシーン映像を撮影・録画し、ダートフィッシュで比較・分析を行いパフォーマンスの差を考察した内容をまとめて発表した。 サッカー、バスケットボール、ラグビー、器械運動、ボーリングなど各々が異なる種目や動作について分析をおこなっていた。
全てのカリキュラム終了後、 評価基準に満たした学生に対してダートフィッシュ・エデュケーションプログラムの認定証が贈られた。
多くの学生が講義を通じて、映像分析の概要を学んだ。ダートフィッシュのエデュケーションプログラムの取り組みはまだまだ続く。
【桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策部 スポーツテクノロジー学科について】
スポーツ分野の教育と科学分野の実績をベースに、スポーツコーチング分野、スポーツ情報処理分野、スポーツトレーナー分野の内容をバランス良く融合。
確かなスポーツ指導法、コーチングスキルなどに加え、情報分析能力やトレーナー技能が高い有為な人材を養成します。(引用:大学公式HPより)
【桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策部 スポーツテクノロジー学科について】
スポーツ分野の教育と科学分野の実績をベースに、スポーツコーチング分野、スポーツ情報処理分野、スポーツトレーナー分野の内容をバランス良く融合。
確かなスポーツ指導法、コーチングスキルなどに加え、情報分析能力やトレーナー技能が高い有為な人材を養成します。(引用:大学公式HPより)
世界各国で特許を取得した高度な映像処理技術と、誰もが直感的に操作できるインターフェイスを採用した映像分析ソフトウェア映像の撮影から分析、そして共有を学ぶことができます。
カタログ・資料はこちら
無料ダウンロードへ
随時資料を更新中